オーケストラの楽器たち:弦セクション編 

レオケの弦セクションといえば――ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ。
メンバーの人数も多く、いわば“レオケの母艦”のような存在です。

弦楽器の魅力は、豊かな表現力、幅広いダイナミクス、多彩な音色、音域の幅広さなどいろいろあります。ヴァイオリンの華やかなきらめきから、ヴィオラの温かな渋み、チェロの機動力や深みのある音色、このグラデーションがあるからこそ、オーケストラの響きに奥行きが生まれます。

時には旋律を華やかに歌い上げ、時にはリズム隊と一緒にグルーヴを刻み、時には木管や金管を包み込み…。
リハーサルで弦の表情が変わると、曲全体の景色まで一気に変わるのを感じる瞬間がよくあります。

レオケ流にいえば、弦は「広いキャンバス」。
そこに木管が繊細な色を差し、金管が輝きを加え、リズム隊が推進力を添える。
弦が“背景”であり“地盤”だからこそ、他のセクションの一音一音が生き生きと飛び出してくるんです。

弦だけでも成り立つ演奏もいろいろありますが、レオケの魅力は、そこに木管・金管・リズム隊が合わさり、レオケ特有のジャズエッセンスも加わり互いを引き立て合うところにあります。
弦はあくまでその大きな“支柱”。
弦だけで完結せず、他のセクションと絡み合うことで、新しい表情が生まれるのがレオケの楽しさです。

今日も弦セクションのみんなが、堂々と、でもしなやかに音を紡いでくれています。
その響きの上に、レオケの音楽が立ち上がる。
次の演奏会でも、その“母艦パワー”をぜひ感じていただければ嬉しいです。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です